Life won't wait.

随分人生を遠回りしてしまいましたので学び直し中です

モラ人が注目しているのは何?

付き合っていても、結婚しても関係性が良好であれば『相手に注目する』と思うのですが、夫の場合は付き合っている時から『違和感』がありました。

 

夫と付き合っていた当時、親でモラ慣れしていた私にはピンと来ませんでした。今思えば、私に注目すると言うよりは『ガン見』だし『監視』に近かったと思います。結婚前に言語化出来ていたら気持ち悪く思ったでしょうし、当然結婚はしていません。「後悔先に立たず」の言葉を痛感する日々です。

 

夫も含めたモラ人達が『注目している事』。それは『自分のイメージ』です。『架空の自分キャラクターイメージ』が本当の自分だと思い込んでいるので、周りにも同じイメージを持たせようと必死、というより躍起になっています。

 

モラ人が持っている『架空の自分』は、『位が高く』て『高貴なお方』です。じゃあ、本人が品格や知性を持ち合わせているか?というと全くと言っていいほど、ありません。

 

架空の自分とは『かけ離れたリアル』を指摘されてしまうと、強い不安に苛まれるようです。彼らのキレポイントであり、指摘した人にとっての『地雷』になってしまいます。モラ人は『腹いせ』も得意なので、これでもかと言うほど罵倒してくる時でもあります。もしくは指摘した側が、モラ人の作り話が元になった支離滅裂な内容でのフィードバックを即座に受ける羽目になる場合もあります。

 

『イメージ上以外の自分を気にする』という行為は、モラ人にとっては『リアルな死』に繋がるほどの行為に『感じる』事もあるようです。「少しくらい医学知識を持っていたら、恐らくそうはならなかったのでは?」と思ってしまう私でした。

他人を強制的にアテにするモラ人

我が家で最強のモラ人と化している次女により、最近は深夜まで壮絶になっています。そんな事もあってナルシシストと『ナルシシズムを持つ子供』についても少しずつスタディしています。

 

基本モラ人は『自分は正しい』または『自分は何も間違えていない』と予め決めており、家の中でのステイタスであれど『自分が一番偉い』と勝手に決めてあります。そういった固定概念が数多くあり、テンプレートのようになっています。そうする事で『気楽に身勝手を出し放題』という精神構造なんだろうなと推測しています。

 

そして常に、分厚く強靭なプライドで壁を作っています。彼らの意識は常に『高貴なお方』ですが、実際のところは野蛮人レベルです。悪質すぎて子供の絵本に出て来そうなヴィランズ系の王様か女王様のようでしかありません。意識上は高貴なお方なので周囲の人たちは『下民』扱いが標準装備です。

 

特に下民扱いされるのは、彼らが実際には尊敬すべき相手です。なにせハイスペックではないと下民として自分の役には立ちません。ただひたすら非常に卑しいだけだと気がつく日も来そうもありません。

 

分厚いプライドが邪魔して自己肯定感が無いので、人をアテにしておいて『アテが外れた』という事を受け入れる事が出来ません。何としてでも自分に貢献させたいので「頭悪いんですね?」「出来ないんですか?」と煽ってくることは珍しくありません。私の場合はそこを「そうなんです、そこ頭悪いんです。何を言われても出来ないんです。どういう方法だと出来ますか?」と肯定と質問をしています。答えられない彼らが逆上するのは言うまでもありませんが、私の知った事ではありません。

 

モラ人は大抵他人を怒りのステージに上げようとします。そこでこそ相手を批判したり責めるチャンスと捉え、主導権を握った気になります。なので怒るまでしつこいのです。モラ人と居ると『壮絶』になるのはこの辺が関連していると思われます。

 

優越感中毒なので、キリがありません。

 

最強のモラ人と化している次女に関してはスタディしつつ対処する日々になっています。片親疎外からモラハラを身につけて行った子供は我が子以外にも実は多くいると思います。残念ながら『特効薬のような対処法』がありません。

勝手に『役に立つ人』認定

モラ人の大きな勘違いの中に他人の役割があります。モラ人にとって家族は『役に立つ人』認定されてしまいます。なので年中「アイツは役に立たん!」と言ってモラ人は一人で憤慨しています。

 

モラ人に子供が生まれると自動的に役割が割り振られています。長男は老後の生活費係、長女は身の回りの世話係です。長女が遠くに住んでいると次女が居た場合、その役回りは次女に回ります。

 

彼らの老後は『兄弟みんなでフル介護=親孝行』という独特な概念があり、いざ老後がやってくると、そんな事はやりたくないですから、特に金銭係の息子は絶縁状態になっています。歳を負うごとに親子関係は破綻の一途になり、結局は『ぼっち』という当然の報いが訪れています。

 

孤独死でもするのでは?」という心配は要りません。モラ人は何故か近くに兄弟が住んでおり、アレコレと兄弟に助けてもらって生活しているからです。兄弟から見ても厄介な兄弟だとは思っているであろうと推測できます。

 

『子供は役に立つ人』認定されてしまっているので、困り事があると即座に連絡がきます。子供側にも家族は居るので「無茶言うな!」と言いたくなるような無茶なリクエストで連絡が来ますので、こちら側のスケジュールを押し付けるしか調整方法がありません。

 

モラ人に育てられた子供側は、モラ人になるのか、反面教師にするのか、で生き方が変わって行きます。我が家は夫が前者、私が後者であり、長女が後者、次女が前者になりました。家の中が二分化されて派閥みたいで鬱陶しいです。

 

半沢直樹を見た時に対立姿勢が「コレ、我が家みたいじゃない?」と思いました。そのまま言ってかなり壮絶です。モラ人に『和解』という文化が無いからです。